公開日:2019年6月17日
楽天と西友がドローンによる一般利用者への商用配送サービスを開始
6月17日、楽天と西友は「ドローンによる一般利用者への商用配送サービス」の開始を発表した。
一般利用者を対象としたドローンによる商用配送サービスの提供は、国内初の取り組みとなる。
気になるサービス期間は7月4日からの約3ヶ月間で、7月から9月の木曜日・金曜日・土曜日限定で利用することが出来る。
神奈川県横須賀市内の「西友リヴィンよこすか店」から、観光地である猿島へ商品を運ぶというコースで、梱包材を含め、全体で5kgまでの荷物を配送することができるという。
ここでおさらいしたい、ドローンとは何か
出典:楽天株式会社
ドローンをシンプルに説明するならば、「人が乗って操縦することのない、空を飛べる機体」のことだ。
つまり今回、楽天と西友がおこなうのは、無人機体を操作して荷物の配送をおこなうサービスということになる。
楽天ドローンの利用方法
利用するにはまず、ドローン配送注文者本人のスマートフォンに「楽天ドローン」のアプリをダウンロードすることが必須となる。
このとき楽天IDでのログインも要求されるため、楽天会員に登録していることも必要だ。
楽天ドローンアプリ内には約400種類の商品が並べられ、そこから欲しい物を選んで注文する。
配送時間は提示された時間から受け取り希望日時を選択する仕組みで、支払いは楽天ペイが利用できる。
配送料として別途500円(税込)が必要になるが、離島への速やかな配送サービスと考えれば悪くはないだろう。
出典:楽天株式会社
楽天ドローンで扱う主な商品
並べられる商品は精肉や野菜、酒や飲料などの飲食類に加え、絆創膏や消毒液、その他消耗品などレジャーでのケガの手当てに使えるものなどが主になる。
要冷商品には、西友が開発を進めた専用の保冷バッグが使用されるので安心だ。
ドローンを利用した配送サービスという特徴から、雨天や強風などの悪天候の日には運用が中止されてしまうが、当日に楽天ドローンの利用が可能かどうかは、アプリ上で確認することができる。
猿島とは?
東京湾唯一の無人島である猿島は観光地として高い人気があり、年間で約20万人が訪れるというデータがある。
観光客が特に多いのが夏場で、海水浴やバーベキュー、釣りなどを楽しむ人が多く、今回のドローン配送サービスはこれらの人をターゲットとしている。
楽天ドローン配送の試み
出典:楽天株式会社
横須賀市では「ヨコスカ×スマートモビリティ・チャレンジ」を推進しており、スマートモビリティの活用による新規のビジネス開拓などを目的とした試みをおこなっている。
今回の「楽天ドローン」もその一環であり、利用者の需要の把握やドローン配送のノウハウを得ることを大きな目的としている。
楽天では2016年にドローン配送での実験的なサービス提供を開始しており、2017年には福島県相馬市で半年間、2018年にはドローンにUGV(地上配送ロボット)を組み合わせた実験的な配送サービスを実施した。
2019年の猿島へのドローン配送によってノウハウがさらに蓄積され、今後、近年深刻化している宅配事情に活かされることが期待される。
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