公開日:2019年8月9日
OKIPPAと不動産大手がオートロック建物で宅配実証実験
出典:Yper株式会社
バッグ型宅配ボックス「OKIPPA」を運営している株式会社Yperは、オートロックマンションで発生しやすい配送ストレス軽減の試みとして、株式会社デジタルガレージが開催する、不動産関連スタートアップを対象としたグローバルな育成プログラム「Open Network Lab Resi-Tech」を通じ、株式会社ライナフの「Ninja Entrance」のシステムを取り入れた、宅配サービスの実証事業を発表しました。
オートロックマンションで発生しやすい配送ストレス
出典:Yper株式会社
オートロックマンションでは、エントランスの外側に宅配ボックスが設置されていない場合、または、エントランス外側に宅配ボックスの設置があっても満杯になっている場合、荷物は再配達になってしまうケースが多くなっています。
また、大きくて重い荷物を宅配ボックスに入れることは、クレームにつながるケースがある為、宅配ボックスには配送しないケースも多く、荷物を受け取る側・配送する側の双方に、大きな配送ストレスが発生しやすいという問題がありました。
「OKIPPA」と「Ninja Entrance」で何ができるのか
出典:Yper株式会社
まず、ライナフのIoT製品「Ninja Entrance」を、マンションのエントランスに取り付けることで、荷物の認証ができるようになります。
認証には、荷物配送用の伝票番号を入力する仕組みで、OKIPPAのクラウドサーバーを通じて、即座に確認して解錠となり、安全と判断された荷物と配達員のみが入館できるようになります。
出典:Yper株式会社
そして、玄関先や置き配指定された場所に設置してあるOKIPPAに、荷物が配送される流れとなります。
エントランスの開閉記録は「Ninja Entrance」のシステムで管理され、マンションの管理会社はログの確認ができるため、安心してシステムを取り入れることができるでしょう。
このシステムによって改善される部分は、
- オートロックの建物のセキュリティを下げずに、配達員が入館できるようになる
- 宅配ボックスがない、または満杯時でも荷物の配送が可能となる
- 配達員の配送時間の浪費が軽減される
等が主なものです。
将来的な運用の可能性
このシステムを活用することで、将来的には荷物の配送サービスだけではなく、買い物代行や家事代行等のサービス追加も計画されており、住人の利便性の向上や、物件の価値上昇にも繋がることを最終的な目標としています。
出典:Yper株式会社
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