公開日:2020年11月24日
ドローン配送実現化へ 山梨県小菅村で連携協定が締結
出典:株式会社エアロネクスト
山梨県小菅村は、産業用ドローンの研究開発を行っている株式会社エアロネクスト(東京都渋谷区)と協力して、ドローンによる配送事業の実現化と、それにともなう地域活性化に向けた連携協定を締結しました。
具体的には、エアロネクストは小菅村に物流におけるドローンの研究開発拠点を兼ねた試験飛行場を開設し、ドローンによる配送定期ルートの研究を進めていきます。
観光客や移住者の増加施策
出典:株式会社エアロネクスト
小菅村は、森林率が95%という豊かな自然に囲まれた村です。
昭和62年からは「多摩源流」をアピールし、観光客や移住者の増加施策を行っています。
小菅村の舩木村長は、「2014年に雪災害にあったとき、物流の必要性を強く感じた」といい、今回の協定によって、農業や観光、地域雇用、インフラ整備などを進めていきたいとしています。
すでに地元の名産品を箱に詰めて、道の駅と村内の集落をドローンでの配送で結ぶ飛行実験を実施しており、飛行による商品の品質確保なども確認できているとのことで、今後より具体的な実施が行われていきます。
安定した配送が実現可能
出典:株式会社エアロネクスト
エアロネクストは、独自の機体設計「4D GRAVITY」によって、安定性や効率性など、産業用ドローンとしての基本性能を高めることに成功しました。
これを搭載したドローン「Next DELIVERY」は「速く・長く・荷物が傾かない」飛行が可能です。
これまでは荷物の重さによる飛行中の不安定感や重心の揺れなど、さまざまな課題を抱えていましたが、4D GRAVITYの開発で、より効率的に、そして安定した配送が可能となります。
出典:株式会社エアロネクスト
地域によって人口減少による過疎化が進む一方で、物流は人手不足など問題があり、配送回数には限界があります。
その解決に向けて、エアロネクストはこれまでもさまざまな自治体などと話し合ってきました。
今回の協定で、ドローン物流が成功すれば、配送業界だけではなく社会が抱える問題解決への大きな一歩となります。
地域から日本、そして世界へ、新しい物流の常識の発信が期待されます。
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